親知らずの抜歯は、ドクターにより得意・不得意があります。お医者さんの専門分野が内科、外科、眼科などとあるように歯科にも口腔外科、矯正歯科、歯周病科などがり、ドクターにより得意な分野が違います。
日本の場合はある程度オールラウンドに治療ができる一般歯科のドクターが多いですが、その中でも親知らず抜歯が得意・不得意があります。大学病院で親知らず抜歯を多く経験しているドクターからすれば、大学の口腔外科に紹介するのと同じクオリティーで親知らずを抜歯することができます。
パノラマレントゲンで、親知らずの根の先が近接しているというか触れている症例になります。青のラインが下歯槽神経になります。親知らずの歯根が青のラインに触れているのが画像からわかるかと思います。このような場合、通常の歯科医院では抜歯することができずに大学病院に紹介することになります。
CTを撮影した際に、1番の強みは、1ミリごとの断面を見ることができる点になります。これにより親知らずの歯根と神経がどのような位置関係で近接しているのかが理解できます。このレントゲンで見ますと親知らずの歯根と神経の間に一層骨が確認できますので、神経と親知らずの歯根が接してないのが解ります。
CT断面①より後方に2ミリ位動かしたCT断面②になります。このレントゲンからは、親知らずの歯根と神経が触れていることがわかると思います。このような場合、一気に抜歯を行うと神経麻痺が起こる可能性があるので、このような場合は、2回法を用いて親知らずの抜歯を行います。通常、このようなケースの場合は、大学病院に紹介となりますが、渋谷歯科では、このようなケースであっても経験とCTを用いて問題なく抜歯をすることができます。
名前 | AY |
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年齢 | 23 |
性別 | 女性 |
内容 | 左上の親知らずを矯正の前に抜きたいが、近所の歯科医院では上顎洞に近すぎるので危なくて抜けないと断られた。大学病院を紹介してもらって行ったが、予約が混んでおり抜歯できるのは3ヶ月後だった。そのため渋谷歯科に来院した。 |
レントゲンCTを撮影してみると左の上に親知らずが写っているのがわかる。上顎洞が近接しており、抜歯をした際に上顎洞に迷入する恐れがあるので、なかなか手を出しにくい親知らずである。矯正を早めに開始したいとの事で、とにかく早く抜いてほしいという要望もあった。
横からのレントゲンCT画像では、上顎7番目の歯根に向かって親知らずが斜めにぶつかっているのがよく分かる。はてさてこのような親知らずは、抜けるのでしょうか?このような位置の親知らずは、歯肉を剥離して見えるか?どうかが抜歯できるか?どうかの分かれ道になります。
実際は、上顎の7番頬側に縦切開を入れ、遠心に切開も入れて剥離して、頬側の骨を出して、骨削合して、親知らずの頭を出して、上顎洞に落とさないようにゆっくり周りの骨の削合を行い、つかめるようになったところで、引っ張り出しました。出してみると小さめの可愛い親知らずでした。なかなか緊張感のある親知らず抜歯でした。
親知らずの抜歯が不安な方、他の医院で抜歯を断られた方、大学病院を紹介された方 まずは一度渋谷歯科へご相談下さい。
経験豊富なドクターが患者様のお悩みを丁寧に伺います。
親知らずの抜歯は、60分と非常に長い時間を予約でおとりします。基本的に60分以上の時間がかかることはありませんが、あらかじめ何が起こっても良いように長めの予約時間にしております。当日のキャンセルや無断キャンセルは、なさらないよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
キャンセルの場合は3日前までに電話連絡ください。スムーズな親知らず抜歯への皆様のご協力何卒よろしくお願いします。
生え方 | 抜歯費用 | |
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真っすぐ | 初診料約3,200円 + 処置代約1,500円 + 薬代500円 |
約5,200円 |
斜め | 初診料約3,200円 + 処置代約2,000円 + 薬代500円 |
約5,700円 |
真横 | 初診料約3,200円 + 処置代約4,500円 + 薬代500円 |
約8,200円 |