症状別親知らずの抜歯方法TOOTH EXTRACTION

口腔内の状況や患者様の
状態に合わせた抜歯が可能

全ての患者様の口腔内の状態が良好とは限りません。虫歯や歯周病など様々な状態の患者様がいらっしゃいます。様々な症状別に合わせた親知らずの抜歯方法をご紹介致します。

症状別親知らずの抜歯方法

妊娠・出産中の親知らず治療方法

妊娠されている時は、抗生物質を飲むことができませんので、炎症をおさえることができません。
そのために、妊娠中に1度、親知らずに炎症が起こると痛みや腫れで、体力的にもつらいこととなります。
まずは、親知らずの炎症を少しでも和らげるために、うがいを食後に必ず行い、就寝中が細菌が1番増えますので、その前に必ずうがいを行いましょう。
食後の歯ブラシは、つわりがひどい場合を除いて、柔らかい歯ブラシで、丁寧に親知らずの周りを磨きます。初めに炎症が強い場合は、出血しますが、続けていると段々に出血が止まってきます。
出血が止まってきたから、歯ブラシを止めるのではなく、妊娠中は、特にホルモンのバランスが崩れて、歯肉が腫れやすくなっていますので、継続するのが1番になります。
歯科医院で行う処置としては、親知らずの周りをきれいに洗浄を繰り返し、清潔な状態を作れるように、クリーニングを施します。これを続けると炎症が治まってきます。
私の経験では出産が終わって、一安心している時でも授乳があり、また抗生物質や痛み止めの薬を服用することが難しいですので、やはり結婚前後に抜歯することをおすすめします。

神経までの距離が近い親知らずの
抜歯方法

親知らずの歯根から、下歯槽神経までの距離が近い場合は、2回に分けて抜歯する方法をおすすめします。
真横に生えている場合、頭を切断して、親知らずの歯根が、前に生えてくるスペースを設けます。
その後、3ヶ月から4ヶ月すると、親知らずの歯根が、前に移動していますので、神経を傷つけることなく、抜歯をすることができます。
神経に歯根が近い場合、無理して、親知らずを抜歯するのではなく、2回にわけて抜歯するほうが、安心して抜歯することができますね。

歯周病になっている親知らずの抜歯方法

歯周病になっている場合は、親知らずを抜歯する前に、まずは歯周病の治療を行います。
親知らずや他の歯の歯石をきちんと除去して、歯周病菌の数を減らします。その後に親知らずを抜歯します。
親知らずを抜いた後は骨が多少減り、手前の歯がしみたり、汚れがたまりやすい形態になってしまいますので、GBR(骨誘導再生)法という、欠損した歯槽骨や顎骨などの骨組織の再生を促す治療方法とります。
これを行うことで、手前の歯が歯周病で、抜歯になることも防げます。
上記の事を考えますと、やはり、20歳前後で歯周病になる前に、歯を抜歯する事が、ベストになりますね。

虫歯になっている親知らずの抜歯方法

虫歯の親知らずも軽度から重度で治療方法が、変化します。また、手前の歯が虫歯になっている場合も、治療方法が変化します。
軽度の場合、これは、通常通りの親知らずの抜歯で済む場合がほとんどになります。
重度の場合、虫歯が進行して、痛みがある場合は、まず、痛みを除去する治療を行い、その後に抜歯となります。
抜歯の時は、虫歯により歯が柔らかくなっておりますので、柔らかい部分を全て削って、硬い部分を露出させて、親知らずの抜歯を行いますので、ある程度時間がかかります。

手前の歯が虫歯の場合、多いケースは、手前の歯の頭ではなく、歯肉との境目が虫歯になります。
歯肉の下まで虫歯が進行している場合は、手前の歯を抜歯しなければならないこともでてきます。
歯の上の部分は、問題なくても、歯肉の下まで虫歯になっている時は、抜歯しなければならない場合がありますので、これが抜歯か非抜歯かの境界線になることを覚えておいてください。
親知らずの虫歯が、軽度の場合は、手前の歯を抜歯して、移植する場合もありますし、矯正で引っ張りあげてくるという方法もあります。
いずれにしても、親知らずの部分の虫歯を放置していると、口臭の原因にも、なりますし、ひどい場合は、抜歯しなければならなく、手前も親知らずも両方の歯を失う事になりますので、注意が必要です。

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※親知らずキャンセルポリシー

親知らずの抜歯は、60分と非常に長い時間を予約でおとりします。基本的に60分以上の時間がかかることはありませんが、あらかじめ何が起こっても良いように長めの予約時間にしております。当日のキャンセルや無断キャンセルは、なさらないよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
キャンセルの場合は3日前までに電話連絡ください。スムーズな親知らず抜歯への皆様のご協力何卒よろしくお願いします。

一般的な親知らずの抜歯費用
生え方 抜歯費用
真っすぐ 初診料約3,200円 +
処置代約1,500円 +
薬代500円
約5,200円
斜め 初診料約3,200円 +
処置代約2,000円 +
薬代500円
約5,700円
真横 初診料約3,200円 +
処置代約4,500円 +
薬代500円
約8,200円
※親知らず抜歯のリスク・副作用等
  • ①当日に抜歯できない場合がありますので緊急の場合はお電話でご相談ください。
  • ②抜歯後に腫れる期間を考慮したスケジュールを立ててください。 抜いてから4日間は腫れ、通常の状態に戻るには約7日間〜10日間かかります。
  • ③抜歯後2〜3日間は唾液に血が混ざります。 会議や発表、イベントがある場合は予約をお控えください。
  • ④抜歯後ドライソケットなどで痛みが続く場合があります。 ドライソケットになった場合は治るのに10〜14日間かかります。 抜歯前に注意点を詳しくお伝えします。

親知らずの抜歯 治療例