親知らずは「不要な歯」「生えてきたら抜いたほうが良い」とよく耳にしますね。しかし、近年親知らずを抜歯せずに活用する方法が注目されています。
親知らずを活用する4つの方法と、抜歯しなくてはいけないケースをみていきましょう。
親知らず抜く?抜かない?ブリッジとは、欠損部(歯を失ったところ)に入れるダミーの歯を両サイドのかぶせ物で固定する方法です。
欠損部の両サイドに健康な歯が残っている必要があるため、「親知らずに問題がないこと」を条件にブリッジ治療が可能です。
ブリッジ治療のデメリットは、両サイドの健康な歯を削らなくてはいけない点があります。
部分入れ歯は、「床」と呼ばれる歯ぐきの部分、「人工歯」と呼ばれる歯の部分、入れ歯が外れないように安定させる「クラスプ(金属のバネ)」によって構成されています。
親知らずが残っていると「クラスプ」をつけることができ、入れ歯設計の幅が広がります。
より安定感があり、見た目も良い部分入れ歯が作製できます。
虫歯、歯周病による抜歯や事故による怪我で歯が折れてしまう可能性は少なくありません。そのような場合において、欠損部(歯を失ったところ)に自分の歯をドナー歯として移植する再生療法です。
人工的なものを口の中に入れないので生体に優しい。
ブリッジ治療の場合、失った歯の前後の健康な歯を削る必要があります。歯牙移植の場合、他の歯を傷つけることはありません。
ドナー歯がきちんと根付けば、普通の歯と変わらずに食べ物を噛めるのが最大のメリットです。
インプラントは基本的に自費診療になり、1本あたり数十万円程度かかります。親知らずを使った歯牙移植の場合1万円程度で治療が可能です。
(※諸条件あり)
大きさが合っている、親知らずが健康な状態という条件が合えばとても有効な治療法と言えます。
親知らずの1本手前の歯を失った場合の治療方法です。
ワイヤーを利用して、失った歯があった位置まで親知らずを移動させます。
インプラントや歯牙移植のように外科処置を行わないので、リスクが少なく自然な噛み心地が実現できます。
今までご紹介した4つの方法は、条件が適合する場合の親知らず活用方法です。
以下の場合は、抜歯をしたほうが良いと考えられています。
●親知らずとかみ合っている歯がない
●横向きに生えている、完全に骨に埋っていて出てきていない
●嚢胞(のうほう)と呼ばれる膿の袋ができている
これらの状態のまま放置すると炎症を繰り返し、他の歯へ影響を与えてしまいます。
親知らずの生え方別・抜歯方法「抜歯する必要のない親知らず」とはどのような点で判断されているのでしょうか。ご自身の歯と照らし合わせてみましょう。
●まっすぐに生えている
●親知らずに歯ぐきが被っていない
●上下でかみ合っている
●親知らずが生えず顎の奥深くに埋っている
●痛みや腫れの原因になっていない
抜歯の必要性を自己判断することは危険です。
親知らずは、目視だけではわからないことが多いため、歯科医院でレントゲンを撮り、精密に検査をしてもらう必要があります。
親知らずを失った歯のために活用するためには、健康な状態であることが第一条件です。特に、症状が出る前に定期検診を受けることがとても大切です。
親知らずを日頃からきちんとケアしておくことは、事故や虫歯などで歯を失った際の治療の選択肢が増えることに繋がります。
親知らずの抜歯が不安な方、他の医院で抜歯を断られた方、大学病院を紹介された方 まずは一度渋谷歯科へご相談下さい。
経験豊富なドクターが患者様のお悩みを丁寧に伺います。
親知らずの抜歯は、60分と非常に長い時間を予約でおとりします。基本的に60分以上の時間がかかることはありませんが、あらかじめ何が起こっても良いように長めの予約時間にしております。当日のキャンセルや無断キャンセルは、なさらないよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
キャンセルの場合は3日前までに電話連絡ください。スムーズな親知らず抜歯への皆様のご協力何卒よろしくお願いします。
生え方 | 抜歯費用 | |
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真っすぐ | 初診料約3,200円 + 処置代約1,500円 + 薬代500円 |
約5,200円 |
斜め | 初診料約3,200円 + 処置代約2,000円 + 薬代500円 |
約5,700円 |
真横 | 初診料約3,200円 + 処置代約4,500円 + 薬代500円 |
約8,200円 |