痛み無く親知らずを抜くための生活習慣LIFESTYLE

歯を抜いた時の痛みを軽減!
親知らずを抜く前に
意識したい生活習慣

親知らずの抜歯と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?抜歯後の痛みや腫れなど、どちらかというと心配なことを想像するのではないかと思います。
しかし、適切な生活習慣を意識することで、痛みや腫れを軽減することができます。
今回は、親知らずの抜歯前に意識すべき生活習慣について解説し、親知らずの抜歯をスムーズに行うためのポイントをまとめます。

痛み無く親知らずを抜くための生活習慣

親知らずの抜歯で痛みが生じる原因はさまざまです。この項目では、親知らずの抜歯で痛くなる代表的な原因をまとめてみました。

親知らずの炎症が強い場合

親知らずを抜歯する時は、歯ぐきの切開や骨の切削を行うため局所麻酔を使用します。
しかし、歯ぐきの炎症反応が強いと局所麻酔が効きにくくなり、抜歯中に痛みを感じやすくなります。
通常このような場合は、投薬などで炎症を抑えてからの抜歯となります。

骨を削った場合

斜めや横向きにはえている親知らずでは、歯を抜くためのスペースを確保するために骨を一部削ることがあります。
骨を削る量が大きくなると、術後の痛みや腫れが起きやすくなります。

ドライソケット

親知らずを抜いた後の穴のことを抜歯窩(ばっしか)といいます。
歯を抜いた後は、この抜歯窩に血の固まりが形成されます。うがいのしすぎや喫煙などが原因で、抜歯窩の血の塊が取れ、抜歯窩が剥き出しになることがあります。
この現象をドラソケットといいます。ドライソケットになると、ズキズキとした痛みが1〜2週間程度続くことがあります。

顎骨壊死

骨では、古い骨の破壊と新しい骨の再生が繰り返し起きています。
しかし、加齢や閉経などによりホルモンのバランスが崩れてしまうと、骨の破壊が進み、骨が弱くなってしまいます。この骨が弱くなった状態を骨粗鬆症(こつそしょうしょう)といいます。
骨粗鬆症の治療薬として、骨を壊す細胞の機能を抑制するお薬があります。
このお薬を使用している状態で抜歯を行うと、傷口から骨に細菌が感染し、骨が腐り、痛みが生じます。この状態を顎骨壊死(がっこつえし)といいます。
骨粗鬆症の治療を受けている人で親知らずの抜歯を検討されている場合は、担当医に必ず相談しましょう。

傷の治癒不全

喫煙や糖尿病などの基礎疾患がある場合は、抜歯をした後の傷がなかなか治癒せず、痛みの原因になることがあります。

細菌感染

喫煙習慣やお口の中の清掃状態が悪いと歯を抜いた後の傷口が感染しやすくなります。
傷口が感染すると、傷口からの排膿や術後の痛みが長引くことがあります。

親知らずが腫れる理由急に痛み始めた親知らずの対処法

親知らずの前に意識すべき生活習慣

ここまでで親知らずの抜歯の時に痛む原因について説明しました。
次に、これらが原因となる痛みが生じないために意識すべき生活習慣をまとめてみました。

口腔内を清潔に保つ

親知らずを抜歯する際に歯ぐきの炎症反応が強いと、局所麻酔薬が効きにくいことがあります。親知らずの炎症が起きないためにも、磨き残しがないように普段からしっかりとブラシングを行いましょう。
親知らずの清掃にはタフトブラシがおすすめです。タフトブラシは、毛先が小さくまとまった歯ブラシで、普通の歯ブラシで磨きにくい細かいところを磨くのに適しています。
また、薬局や歯科医院で販売されている洗口液も使用すると、よりお口の中をキレイに保つことができます。

糖尿病に気をつける

糖尿病は、インスリンの分泌量や働きが低下することにより血中のグルコースが高くなる疾患です。
血糖のコントロールが悪いと、感染のリスクの増加や傷の治りが遅くなることがあります。
親知らずを抜いた後の傷が早く治るためにも、日頃から糖尿病にならないように気をつけましょう。また、糖尿病の方は内科の先生に相談し、親知らずの抜歯までに血糖値をしっかりとコントロールするようにしましょう。

禁煙する

タバコに含まれているニコチンには血管の収縮作用があります。血管が収縮すると、傷口を治すために必要な血中の成分が傷口に行き届かなくなります。その結果、ドライソケットになる可能性があります。
さらに、ニコチンは交感神経を刺激するため、唾液の分泌が低下します。唾液には、お口の中の細菌の増殖を抑制する成分が含まれています。
唾液量が少なくなることで、傷口の細菌が増殖しやすくなり傷口が感染することがあります。

定期検診を受ける

定期的に歯科医院を受診することで、虫歯の早期発見や細かいところのメインテナンスを受けることができます。
また、親知らずが痛む前に適切な治療を受けることもできます。

ストレスを溜めない

ストレスが増えると免疫力が低下し、親知らずの歯ぐきが腫れやすくなります。
日頃から、運動などを行い、ストレスを溜めないように心がけましょう。

親知らず抜歯の痛みを小さくする方法

まとめ

今回は、痛みなく親知らずを抜くための生活習慣について説明しました。
親知らずの抜歯で痛みを感じる原因はさまざまですが、その中でも感染症や傷の治癒不全などは生活習慣に関係します。
親知らずを抜いた時の痛みを軽減するためにも、口腔内の清掃や禁煙などの習慣をしっかりと身につけましょう。

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※親知らずキャンセルポリシー

親知らずの抜歯は、60分と非常に長い時間を予約でおとりします。基本的に60分以上の時間がかかることはありませんが、あらかじめ何が起こっても良いように長めの予約時間にしております。当日のキャンセルや無断キャンセルは、なさらないよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。
キャンセルの場合は3日前までに電話連絡ください。スムーズな親知らず抜歯への皆様のご協力何卒よろしくお願いします。

一般的な親知らずの抜歯費用
生え方 抜歯費用
真っすぐ 初診料約3,200円 +
処置代約1,500円 +
薬代500円
約5,200円
斜め 初診料約3,200円 +
処置代約2,000円 +
薬代500円
約5,700円
真横 初診料約3,200円 +
処置代約4,500円 +
薬代500円
約8,200円
※親知らず抜歯のリスク・副作用等
  • ①当日に抜歯できない場合がありますので緊急の場合はお電話でご相談ください。
  • ②抜歯後に腫れる期間を考慮したスケジュールを立ててください。 抜いてから4日間は腫れ、通常の状態に戻るには約7日間〜10日間かかります。
  • ③抜歯後2〜3日間は唾液に血が混ざります。 会議や発表、イベントがある場合は予約をお控えください。
  • ④抜歯後ドライソケットなどで痛みが続く場合があります。 ドライソケットになった場合は治るのに10〜14日間かかります。 抜歯前に注意点を詳しくお伝えします。

親知らずの抜歯 治療例